実際につくらないと、おいしい給食はできない:スクスクのっぽくん
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プロに聞く! 松丸奨プロフィール

千葉県松戸市生まれ。高校卒業後、華学園栄養専門学校に入学。卒業後、5年間病院食の献立作成や栄養管理に携わる。’08年より東京都文京区立青柳小学校に勤務。’13年には第8回全国学校給食甲子園にて参加した2266校の中から全国優勝。同年、文京区学校給食優良校にも指定される。現在の目標は「全校児童全員の食べ残しをゼロにすること」。

実際につくらないと、おいしい給食はできない

のっぽくん
そもそも「学校栄養士」というのは、給食のメニューづくりや食材の管理、調理員の方への指示なども行っていくのが中心のお仕事。例えて言うなら、「学校内のメインシェフ」のような存在ですよね。
浅越さん
「直接給食をつくるわけではないので、基本的には考えることが一番の仕事です。でも、献立を考えて調理員の皆さんにお願いをすることを考えると……やはり、パソコン上だけで物事を考えるのでは全然うまくいかないんです。

例えば、家で給食の試作をしたとしても、4人分程度しかつくれませんよね。それを単純に100倍にして400食として計算して調理を行ってしまうと、必ずどこかで失敗する。水分の出方や出汁の出方が全然違いますから。

そういうことも考慮しながら献立を考えるとなると、パソコンの前に座っているだけでは全然ダメ。やはり、自分も調理員さんと一緒に給食室の中に入って、調理の様子を見たり、やれることはお手伝いをしないといけないんです。」
松丸さん
のっぽくん
ご自宅での給食の試作は、頻繁にやられるんですか?
浅越さん
「そうですね。職員としては、子どもたちが家庭でどんなものを食べているのか目に見えないじゃないですか。その点、学校給食ならば毎日子どもたちが食べるものを目にできるわけです。

だとしたら、一般的な和食だけでなく、日本中、世界中の料理を給食として出すことができれば、もしかしたらその子にとって「学校ではじめてこんな料理を食べた」という経験にも繋がるんじゃないかと思って。

子どもたちには食を通じていろいろなチャレンジをしてほしいと思うので、やっぱり家での試作には力が入りますね(笑)。」

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