
子供達の成長期の悩みや成長について、データや専門家の意見等から、しっかりとした知識をつけていただけるよう、のっぽくんがご案内します。
子供の年齢別平均身長(男子)10才(小学4年生)
現在のお子様の身長を確認してみましょう!
ただし、身長の伸びには個人差があります。現在の身長はあくまでも参考として、長期的な視点から、お子様の身長が伸びやすい環境を整えてあげてください。

10才(小学4年生)男の子の平均身長
10才男の子の平均身長は以下の通りです。
10歳0ヶ月から、11歳0ヶ月までの1年間で、平均5.0cm伸びます。
10歳 | 平均身長 | -2SD | -2.5SD |
---|---|---|---|
0ヵ月 | 136.4 | 124.6 | 121.7 |
1ヵ月 | 136.8 | 124.8 | 121.8 |
2ヵ月 | 137.3 | 125.3 | 122.3 |
3ヵ月 | 137.7 | 125.7 | 122.7 |
4ヵ月 | 138.2 | 126.0 | 123.0 |
5ヵ月 | 138.6 | 126.4 | 123.4 |
6ヵ月 | 139.1 | 126.9 | 123.9 |
7ヵ月 | 139.6 | 127.2 | 124.1 |
8ヵ月 | 140.1 | 127.5 | 124.4 |
9ヵ月 | 140.7 | 127.9 | 124.7 |
10ヵ月 | 141.2 | 128.2 | 125.0 |
11ヵ月 | 141.7 | 128.5 | 125.2 |
※-2SD以下は、医学的には低身長と考えられています。お子様の年齢と身長を確認し、-2SD以下の場合は、早めに一度小児科にてご相談されることをお勧めします。
年齢 | 平均成長率(cm) | -1.5SD |
---|---|---|
10〜11 | 5.0 | 4.0 |
10才(小学4年生)男の子の成長の特徴
年間の成長率をみてみると、男の子は8歳までは、年間5〜7cmずつ伸び続けますが、その後少し身長の伸びが緩やかになります。10歳から11歳にかけての男の子の平均成長率は、5cmです。
年間の成長率をみてみると、男の子の場合は、12〜13歳で約8.6cm、そして13〜14歳で約8.7cmと大きく成長します。つまり、これから3、4年間がお子様が一番成長しやすい時期といえます。
★このページを見た人に人気の記事
男の子の成長曲線

成長するということは骨が伸びるということ。基本的には、男子は16歳、女子は15歳前後で骨端線が固まってしまいます。残念ながら、骨端線が固まってしまってからは基本的には骨が伸びることはありません。今しかない大切な成長期に栄養バランスをしっかりと整え、生活状況を改善して子ども達が伸び伸びと過ごせる環境をつくっていただきたいと思います。
専門家からのアドバイス
男子 | 女子 | |
---|---|---|
日本人の食事摂取基準 (2015年版)※注1 |
1,000mg | 800mg |
国民栄養の現状※注2 | 640mg | 609mg |
※注1…日本人の摂取量の基準を示したもの。 ※注2…国民健康・栄養調査 平成26年度 |
成長に欠かせないカルシウム、充分摂れていますか? 骨や歯の形成に必要で、子供たちの健康的な成長にとって欠かせない栄養素「カルシウム」。しかし、右表を見ると日本の多くの子供たちが厚生労働省が定めるカルシウムの摂取目安量を満たしていないのが現状です。
栄養は食事からしっかりとバランスよく摂ることが理想的ですが、なかなか十分な食事を摂れないこともあると思います。特にカルシウムは食材によって吸収率がバラバラで安定して摂るのが難しい栄養素です。
そのような場合には、子供向けの栄養食品などを上手に活用することもおすすめします。栄養が不足してしまうと成長にも大きく影響が出ますので、なるべく毎日十分な量の栄養が摂れるよう心がけていきましょう。
※「SD」とは標準偏差のことです。-2.5SDを下回ると、何らかの原因によって、成長ホルモンなどの分泌が妨げられている可能性がありますので、小児科にて検査されることをおすすめします。
pdfファイル
印刷したい場合や、データをダウンロードしたい方は是非ご利用ください。
監修:保健師・看護師 宮下梨沙