妊娠1カ月目(0~3週):体の変化や気をつけるべきこと:スクスクのっぽくん
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妊娠1カ月目(0~3週):体の変化や気をつけるべきこと

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妊娠・出産ガイド

妊娠1カ月(0~3週)

妊娠1カ月は、卵子と精子が出会い、受精して子宮に着床する期間です。 妊娠0週0日は、月経がスタートした日になりますので、妊娠0週は生理中です。月経が終わると、卵巣で卵子が育ち始めます。子宮内膜が厚くなり、妊娠できる体になります。卵子と精子が卵管内で出会い、受精すると受精卵の誕生です。受精卵は細胞分裂を繰り返し、成長しながら子宮へと移動していきます。妊娠3週あたりには、子宮に到着した受精卵が子宮内膜に着床して、妊娠が成立します。

ママの体の変化

お腹の中には小さな命が誕生しますが、妊娠の自覚はほとんどありません。妊娠前の子宮は“にわとりの卵”ほどの大きさですが、妊娠1カ月でも大きさは同じです。受精卵が着床し、妊娠が成立すると、ママの体は妊娠を継続するために黄体ホルモンなど様々な女性ホルモンが分泌されるようになります。

妊娠に気づくサインは人それぞれで、以下のような症状がでます。

月経が止まる

妊娠すると月経が止まります。規則正しい周期で生理がくる人は、1週間以上遅れると妊娠の可能性に気づくようです。

おりものが増える

妊娠すると少し粘り気のあるおりものが増えます。乳白色でにおいは強くありません。

眠くてしかたがない

いつも以上に眠いというのもサインのひとつです。基礎体温は高温が続きますので、熱っぽい、だるいと感じる人もいます。

吐き気がする・むかつきがある

朝起きたとき、空腹のときに吐き気やむかつきを感じることがあります。これはつわりの症状のひとつだと考えられています。

乳首がチクチクする

妊娠するとホルモンが乳腺を刺激します。乳首がチクチクしたり、乳房に張りを感じることがあります。

便秘がちになる

妊娠してホルモン環境が変化したことによる影響で、便秘になったり、便秘がひどくなったりします。

肌が荒れる

ホルモンの影響で、乾燥やかゆみなどの肌トラブルが発生することがあります。

イライラする

妊娠を継続するために色々なホルモンが分泌されます。妊娠前の体内環境と大きく変わるためイライラすることがあります。

【お腹の赤ちゃんの様子】

受精卵は細胞分裂を繰り返して、急スピードで成長しています。妊娠3週目ごろに受精卵が子宮に着床しますので、妊娠1カ月では超音波検査をしてもまだ赤ちゃんの姿を確認することはできません。ちなみに、この頃の赤ちゃんは「胎芽」(たいが)と呼ばれており、非常に小さく、タツノオトシゴのような形をしています。
赤ちゃんの元になる組織は形成が進みます。将来、脳やせき髄に発達していく中枢神経や心臓、肝臓など、重要な器官の元になる組織はほぼできあがります。

【気をつけること】

葉酸を摂取する

葉酸はビタミンB群に属する栄養素で、ホウレン草やブロッコリーなどに多く含まれます。厚生労働省では、食事からだけでなくサプリメントなど栄養補助食品からも積極的に葉酸を摂取するように勧告しています。妊娠初期は赤ちゃんの細胞増殖が盛んなので、この時期に葉酸が不足すると赤ちゃんの神経に障害がでるリスクが高まることがわかっているからです。1日440μgを目安に摂取しましょう。

アルコールはやめる

まだ妊娠が判明していないのでお酒好きのママには辛い選択ですが、妊娠1カ月からやめることをおススメします。摂取したアルコールによって、赤ちゃんの流産や先天異常がみられると指摘されています。「この時期は少しくらいなら……」という意見もあるようですが、米国の小児科学会では、「妊婦のアルコールは、たとえ少量であっても一切ダメ」という発表をしています。

カフェインを控える

日本では、妊婦のカフェインの摂取について規定はありません。海外では1日に200~300mgと定めているところが多いです。カフェイン摂取によって出されるホルモンが、血管を収縮させ、赤ちゃんに十分な酸素を運べずに発育が遅延したり、流産や死産になる危険性が指摘されています。コーヒー1杯が100ml程度とすると、摂取の上限は2~3杯となります。紅茶や緑茶にもカフェインが多いので注意が必要です。

タバコはやめる

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素の影響で、ママが吸うと胎盤機能が低下してしまいます。その結果、赤ちゃんの発育が遅れる、流産や早産を招くことが指摘されています。パパが喫煙している場合は受動喫煙も心配ですので、禁煙をお願いしましょう。

妊娠活動中または早くに妊娠がわかったという場合は、服薬は慎重になりましょう。赤ちゃんの臓器は妊娠4週以降に活発に作られますが、この時期に受診する場合でも医師に妊娠の可能性を伝えておくとよいでしょう。妊婦には、服薬しても安全な薬と、赤ちゃんに悪影響を及ぼす薬があります。一般的には、病院の処方薬も市販薬でも、赤ちゃんに影響を与える種類はほんの一部で、妊娠1カ月内に飲んだものは影響が低いと言われています。



【参考資料】
・「母子健康手帳 副読本」公益財団法人母子衛生研究会、2015年
http://www.mcfh.or.jp/
・「葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」e-ヘルスネット、厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-002.html
・「『妊婦の飲酒は一切ダメ』、米小児科学会が勧告」CNNニュース、2015.10.22
http://www.cnn.co.jp/fringe/35072327.html

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