明橋大二さん・「自分の存在への不安」が一番の問題:スクスクのっぽくん

プロに聞く! 明橋大二プロフィール

1959年大阪府生まれ。京都大学医学部を卒業後、公立病院への勤務を経て、現在真生会富山病院心療内科部長。専門は精神病理学、児童思春期精神医療。また小学校スクールカウンセラーや児童相談所嘱託医としても活躍。NPO法人「子どもの権利支援センターぱれっと」での診療のかたわら、年100回以上の講演活動と執筆活動も行なう。

すべての根は「自己肯定感の欠如」にあった

のっぽくん
これまで数多くのベストセラーの育児書を出版されている明橋先生。これらの本を執筆するとき、先生はいつもどのようなことを意識されているんですか?
明橋さん
「一番最初に出版した『輝ける子』(一万年堂出版)というのは、私がスクールカウンセラーをした学校での講演記録が元になっているんです。実は、この講演をした1、2年前、精神科医としてのキャリアを15年ぐらい積んだ時期に、「子どもの成長の中で、何よりも大切なこと」に気づいたときがありまして。それが「自己肯定感」という問題なんですね。たとえば、私のところに来るパーソナリティ障害の方々、あるいはいじめで傷ついた子や虐待で傷ついた子、自傷行為や拒食症に陥ってしまった子も、結局最後に行きつくのは「自己肯定感の欠如」という事実なんです。「これがすべての根っこにあったんだ」ということに気づいたとき、患者さんはもちろん、子どもや親御さんたちが抱えている問題点がすごくはっきりした気がしました。」
のっぽくん
「自己肯定感が欠けている」というのは、具体的にどういうことなんでしょうか?
明橋さん
「ひと言で言うと、「自己評価の、極端な低さ」ですね。自己肯定、自己評価とは、ひらたく言えば「自信」なんですが、単に「自信が持てない」ということではないんです。「算数ができる」「スポーツができる」という類の自信ではないんですね。自己評価とは、「自分は生きている意味がある」「人に必要とされている存在だ」と感じられること。実は、これが人が成長していくうえで一番大切な要素なんですね。このような要素をうまく吸収できなくなっていくと、子どもは心配な症状を出すようになっていくんです。」

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