2歳児の大きなハードル!断乳・卒乳のタイミングについて:スクスクのっぽくん
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2歳児の大きなハードル!断乳・卒乳のタイミングについて

保育士・育児アドバイザーが教える「断乳・卒乳のタイミングについて」について

断乳

育児をしていく中で、あらゆる乗り越えなければならないハードルがあると思いますが、「断乳・卒乳」はその中でも大きなハードルなのかもしれませんね。

かく言う私も二人の子どもを完全母乳で育てたので断乳は思い出深いエピソードの1つです。

一般的に断乳について助産師さんやお医者さんのコメントを頂くと大概が 10か月~1歳前後が目安と言われますが、「ちょっと遅れてしまった」と不安なママさんに向けて、あえて2歳児の「断乳・卒乳」についてお話ししたいと思います。

「断乳・卒乳」のタイミング

「断乳・卒乳」のタイミングについては、個人的なところで判断すれば良いようです。

以前は乳歯が生えてくる前に断乳した方が良いだとか、きっちりと1歳になったら断乳などと言われていました。その時代によって提唱する中身は変化していると言うことを知っておいてください。

一般的な2歳児のお子さんは、既に自我が芽生えてそれを発揮し始めていますから、断乳・卒乳はよほどのことがない限り、唐突に始めるのは止めておいた方が良いかもしれません。なぜなら、本人が事態を飲み込むのに時間がかかるからです。

唐突に始めてしまうと、本人の気持ちにも大きな負担感があるのではないでしょうか?

「断乳」は親が主導で母乳やミルクを辞める事で、「卒乳」は子どもが自ら母乳やミルクを辞める、というものです。今回は特に「断乳」についてアドバイスしたいと思います。

1)まずは、ママ一人で抱え込まないこと

断乳では、予想もつかないお子さんのアクシデントがあるかもしれません。ですから、特にご夫婦ではキチンと話し合いをして、いつからはじめるのか?役割分担や、パパさんの心の支えがどんな風にしてもらえるのかを決めておくとよいでしょう。

2)お子さんも、断乳の計画を一緒に決めて分かるようにしておくこと

例えば、家族みんなが見ているカレンダーに印をつけるなどして全員で確認しておきましょう。見て分かるところ、つまりカレンダーに印をつけて断乳計画を「見える化」するのです。

これは、断乳がおっぱいをくれる人ともらう子どもだけの行事ではないことを、お子さんに理解させるためです。

断乳をするときには、パパのサポートが欠かせません。

夜間断乳をする際など、ママがそばにいると「目の前にあるのに、なぜおっぱいをもらえないんだろう?」と困惑し、どうしても諦めることが難しいためです。

ですから、断乳中はパパに寝かしつけをお願いするほうが上手く行く場合があります。

そのため、カレンダーをつけて準備の期間からパパとの関わりを増やしていくことで、「断乳」をする事は家族みんなで取り組むものなのだと意識することができます。

3)生活リズムを整えておくこと

生活リズムが整っていれば、ママもお子さんの行動がつかみやすくなります。生活リズムを整えるというのは、お互いに通じやすい環境に整えておく、と言うことです。

4)起きている間の活動を十分に生かしてたくさん体を使って遊ぶ

これが、最も大切かもしれません。午前、午後(お昼寝後)に、思い切り遊ぶ。特にオッパイをくれるママからたくさんのスキンシップをもらって心の充足感が蓄積されていれば、乗り越え方も違ってくるのではないでしょうか。

お子様の大泣きに負けないように

2歳になれば、たどたどしくお喋りが出来ます。ということは、必死になって泣きながら訴えてくると思います。泣き声や、お子さんの幼い言葉に親の方が心が折れそうになるものです。断乳の辛さはまさにこれだと思います。

飲まなくなった乳房がパンパンに張って痛みを伴いますが、それよりも、すがる眼で泣きながらオッパイを欲しがる我が子に「やっぱりやめた」と断乳を辞めてしまうと「泣けばなんとかなる」事を覚えてしまう事になりかねません。

残念ながら、こうすれば泣かないなどというものはありません。

辛いけれど、「オッパイはおしまいね。」をやさしく繰り返し伝えて泣く子を抱きしめてあげてください。

断乳するには、これを続けていくしかありません。

ハイハイにしろ、あんよにしろ、子どもの発達に応じた遊び、つまり運動をたっぷりしていないと夜の睡眠が妨げられてしまいます。そういったお子様の相談を受けることがありますが、断乳期間も同じで前述のように昼間の活動の遊びを充実させるのは夜泣きの軽減に役立つかもしれません。

最後に、ママへ

最後に、ママの心情をお察ししてお伝えしたいことは、お子さんとのコミュニケーションはオッパイだけではない、と言うことです。

断乳はお子さんがママから一歩卒業することと同時に、ママが「赤ちゃんの我が子」と一歩卒業することでもあるのです。

乗り越えなければいけない壁はいくつかあると思いますが、お子様の成長を願い、ぜひ一歩一歩取り組んでいってくださいね。

また、母乳の方は、卒乳ができたらアフターケアもしっかり行うようにしましょう。

アフターケアを怠ると、思わぬトラブルに見舞われることもありますので、母乳外来や産婦人科医などの専門家に助言してもらうこともおすすめします。

保育士・子育てアドバイザー/プロフィール

保育士として30年以上のキャリアをもつ。「子育てに向き合う方の小さな悩みを一緒に解決したい」との思いから、子育てアドバイザーとして活動。親子遊びの提供や、育児相談を受けている。現在は、公設の子ども家庭支援センターに勤務。育児講座やお茶会を開くなど地域に密着した活動を行っている。

※本コーナーは医師、管理栄養士、保育士など各分野の専門家に監修をいただいております。ただし、幼児期の発達・発育状態、心理状態には個人差がございますので、全てのお子様への該当を保証するものではございません。

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