金宮(かなみや)ラザロさん プロフィール
ブルガリア出身の「金宮ラザロさん」。ブルガリア人の両親の元に生まれ、13歳の時に来日。2008年にワインのインポート、飲食店や宿泊施設の運営を行うブライオンズ株式会社を設立。その後、生本まぐろに魅了され、2023年3月東京の永福町に、生本まぐろの専門店「みらい水産」を開業。日本人も顔負けの情熱をもち、日々、多彩な感性とアイディアで生本まぐろの可能性を発信し続けています。
「好奇心と挑戦の連続、ブルガリアから日本のマグロ専門店へ」 その2
- のっぽくん
- 店内の商品を見ていて感じたのですが、すごくバリエーションが豊かですよね。
- ラザロさん
- ありがとうございます。基本的にすべての商品のベースには「マグロを無駄なく使う」という発想があります。目玉、内臓、皮、切れ端……それらを捨てずに、どう美味しく提供できるかを考えています。

- のっぽくん
- ペットフードコーナーもありますが、こちらもマグロなんですね!?
- ラザロさん
- はい、人間が食べられる品質のマグロを使っています。そのため実際、パスタソースに使われているお客さまもいらっしゃるくらいです。
熱処理だけで保存料も一切無し。ペットフードとしては、かなり贅沢ですが、これも“無駄なく”の発想から生まれた商品です。
- のっぽくん
- マグロで作った、ジャーキーも人気だとか?
- ラザロさん
- はい、ジャーキーもかなり好評です。珍しいですし、お酒のつまみにもいいですよね。
- のっぽくん
- 全体的に商品の価格も手頃に感じました。
- ラザロさん
- そうですね、中でもカレーは人気商品で、マグロがゴロッと入っていて、スパイスは12種類ほど使っています。材料としては、玉ねぎよりマグロが多いぐらいです。こちらは月に200食くらい出ています。
- のっぽくん
- マグロカレー、あまり見かけないですね!
- ラザロさん
- そうですね!鯖(さば)のカレーはありますけど、マグロ、それも生の本マグロを使ったカレーは、なかなか流通していないと思います。だから、もっともっと、全国に広めたいですね。


- のっぽくん
- お店にある商品の製造はどこで行なっていますか?
- ラザロさん
- 全部この店で製造をしています。お惣菜製造の許可も取得しているので、こういった加工品もすべて自社製造で行なうことができています。
- のっぽくん
- 販売はこちらの店舗だけですか?
- ラザロさん
- はい、今は店頭と、自社通販サイトで展開しています。保存料を入れていないので、缶詰化は難しいかもしれないですが、冷蔵保存が必要なので、流通コストなどを考えると現状はパウチパックで販売しています。
人手も限られているのでなかなか手が回らないのですが、全国のお客様に多くお届けできる様、今後、力を入れていきたい部分ですね。
- のっぽくん
- ちなみに、ラザロさんが個人的におすすめの商品はありますか?
- ラザロさん
- やっぱりカレーですね!うちのカレーは、白米にガリや大葉をトッピングするのが定番なのですが、ジンジャーライスとも相性抜群です。
酢飯も試したことがありますが、ちょっと好みによりますね。ただ私は酸味が程よく立って、意外とアリでした。
- のっぽくん
- マグロの新しい食べ方の提案も面白いですね。
- ラザロさん
- はい。やっぱり「こう食べなきゃ」っていう固定観念を壊していきたいと思っています。マグロの可能性は無限大なので、今後もどんどん提案していきたいです。
インタビュー目次
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