佐々木主浩プロフィール

虚弱体質だった子供時代

のっぽくん

小さい時から体格に恵まれていた佐々木さんですが、資料を見て意外に思ったのが、小学校の卒業文集に書いた将来の夢が「サラリーマン」でしたね。その横に、小さく「プロ野球もいいな」ともありましたが。

佐々木さん

「リアリストだったんです（笑）。父親の教育かも。両親としては、なんとか元気に育って欲しいと願っただけ。とにかく小さい時は虚弱体質でしたからね。」

のっぽくん

日米のマウンドで大活躍した、ストッパーが虚弱体質だった？

佐々木さん

「小学校低学年までは、食も細く、体が弱かったですね。すぐに熱がでて、救急車で病院に運ばれたことが何度もあります。」

のっぽくん

体が弱かったとは想像できませんね。

佐々木さん

「早産だったことが関係しているかもしれません。僕は9カ月目の早産で生まれましたが、出産するときに母は、医者から「このままでは母体がもたない」と言われたようです。母が「私の命にかえても」と僕を出産したそうです。」

のっぽくん

そのときお腹の子を諦めていたら、「DAIMAJIN」はいなかった？

佐々木さん

「４歳のときには、海で土用波にさらわれる水難事故にも。着衣を着たまま海に飛び込んだ母に助けられましたが、あとから母に『おまえは、二回、死にかけているんだよ』と、言われました。」

のっぽくん

生まれたときから大ピンチの状況に立たされていたわけですね。

佐々木さん

「弱い体で、何度も病院へ運ばれる。そんな子供だったから、チームのピンチを救うプロ野球の投手になるとは、両親も思いも寄らなかったはずです。」