- 監修:管理栄養士 磯村優貴恵
キウイを赤ちゃんに与えてもいいの?何歳から食べられる?
乳児・幼児期の食事で悩んだら…管理栄養士からのアドバイス
アレルギーの可能性に注意して、離乳食後期から
酸味と甘みでさわやかな食感のキウイですが、赤ちゃんに与えても良いのかと悩まれる方も多いのではないでしょうか。
キウイは可食部100gあたり53kcal、脂質はわずか0.1gととてもヘルシーな果物です。さらにビタミンEや葉酸、ビタミンCなどの栄養も含まれています。
しかし、中にはキウイを食べるとかゆくなる経験を持たれる方も少なくありません。
これはキウイに含まれる「アクチニジン」というたんぱく質分解酵素にあります。このたんぱく質分解酵素があると、肉や魚を一緒に調理することで柔らかく仕上がるという嬉しい効果があるのですが、私たちの体に入ると口腔内を刺激することでアレルギー反応を起こしてしまうことがあるのです。
軽い症状としては食べてすぐに口の中がかゆくなったり唇やのどがチクチクする、しびれたような感覚になったりするといったことが起こります。アレルギー症状が重い人は腹痛や下痢、吐き気や胃痛、息が苦しくなるなどの症状が現れます。
小さなお子さまに関してはまだ自分で口の中がどういった感覚なのか、うまく伝えられないことも多いので、保護者の方が注意してみてあげましょう。
食べてすぐに口から出してしまうのは、ただ嫌いなのではなくもしかしたらアレルギー反応で口腔内があれていることが原因かもしれません。
キウイ自体は栄養面でも魅力的な食材ですが、酸味もあるため無理に食べさせなくとも良いでしょう。
また、キウイの酸味が気になるという場合は、酸味が少ないゴールドキウイを選んだり、ごく少量の砂糖とともに加熱してペースト状にしてからヨーグルトに混ぜるなどの工夫も良いでしょう。
キウイを始めるときは離乳食後期から、様子を見ながらごく少量から始めましょう。
管理栄養士磯村優貴恵 プロフィール
大手ダイエット専門のエステサロンにて、食事指導を通してお客様の体を内側・外側の両面からサポート。 その後、和食やカフェのキッチンスタッフとして約3年間の料理修行を行う。特定保健指導を経て、現在は、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。 資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康食育ジュニアマスター
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※本コーナーは医師、管理栄養士、保育士など各分野の専門家に監修をいただいております。ただし、幼児期の発達・発育状態、心理状態には個人差がございますので、全てのお子様への該当を保証するものではございません。
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