スクスク親子お悩み相談15
このコーナーでは、児玉先生が心理カウンセラーの経験から、お母さんや子どもたちの悩みにお答えします。学校でのこと、心配ごとや悩みごとはありませんか?
・自分の内面にある不幸の方程式
・親子で、価値観や考え方、捉え方に大きな違いがある
・すべて自分の中にあることに気づくこと
「学校が終わるとすぐに家に帰ってきて、ずっと部屋にいるんです」
「休みの日、友達と遊ぶことがなくて、家で寝てばかりなんです」
「お友達の話をほとんどしてくれないのですが、大丈夫でしょうか」
といったご相談を頂くことがあります。
「子供らしく、友達たくさん作って元気いっぱいに育ってほしいのに・・・」
と、ママが不安になる気持ち、よくわかります。
どのように育てていくのが良いのでしょうか。
実は、不安、心配、といった感情は、
『○○だと幸せになれない』
『○○がなければ幸せになれない』
という自分の内面にある、
「不幸の方程式」を気づかせてくれるものです。
例えば、
『友達ができにくいのは、わが子に何かあるのでは?』
『私の育て方が間違っているのかな?』
『友達ができないと、子供の将来が不安』
など、その根底には、
『友達ができない(少ない)=不幸』
という方程式が作られています。
友達がいないことに不安を感じるのかもしれませんが、
そこには、10人いたら、10通りの解釈があります。
もしかしたら、お子さんは、
『友達と遊ぶよりも、一人で想像に耽ることが居心地良い』
と世の中を捉えているのかもしれません。
また、もしかしたら、
『周囲に気を遣わず、自由に自分の時間を過ごしたい』
と自由や個性を大事にしたいのかもしれません。
また、もしかしたら、
『友達が少ないことを気にしたこともなかった』
というお子さんもいらっしゃるかもしれません。
どの捉え方にも、正解や不正解はなく、
例えば、
『友達と遊ぶよりも、一人で想像の世界に浸ることが心地良い』
といったお子さんが、将来、周りの子どもたちよりも、
その溢れる想像力を発揮して、芸術の分野で才能が開花するかもしれません。
ここで、大事なことは、同じ家族であっても、
親子で、価値観や考え方、捉え方に大きな違いがある、ということです。
(実は心理学的には、親子関係でよくある話です)
ママが不安に感じていることは、案外子供にとっては問題なかったりすることもあるのです。
何かを問題だと感じたとき、何かを不安に感じたとき
人はそれが
『自分の心が独自に作り出したもの』
ということになかなか気づけません。
本当は自分の中に原因はあるのに、
外の何かを変えようとするため、
環境は変わっても同じ問題が起きてしまい
いつまでも解決しない、ということが起きます。
問題だと感じることの本当の原因は、
『すべて自分の中にあることに気づくこと』
まずはそこに気づくことから始まります。
そして、そういった価値観や解釈の違いを前提として、
お子さんの話をゆっくりと丁寧に聞いてみてほしいです。
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