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妊娠中の野菜の摂取が赤ちゃんのアトピー発症に影響⁈

乳幼児期に発症するアトピー性皮膚炎の患者数はこの30年で倍増しており、もはや国民病の1つになりつつあります。
そんな中、妊娠中に野菜を摂取することで、生まれてくる子のアトピー性皮膚炎の発症リスクを抑えられるという研究結果が報告されました。
そこで今回は、アトピー性皮膚炎の概要と食事との関係についてご紹介します。

過去30年で患者数が倍増

アトピー性皮膚炎とは、日本国内における患者数は増加傾向が続いており、過去30年で倍増したと言われている。
アトピー性皮膚炎は、乳幼児期に発症し、そのまま成人期まで持ち越すことも多い。命に関わることはないものの、長きにわたって生活に影響を与えるため、できるだけ乳幼児期の発症を抑制してあげることが大切。

緑黄色野菜の摂取がアトピーの発症を抑制

千葉大大学院医学研究院は2010〜2011年に生まれて、家族に喘息やアトピーなどの既往がある乳児267人と母親に対して血液や母乳などを分析。
緑黄色野菜に含まれる抗酸化物質「カロテノイド」の一種である「ルテイン」の濃度を測定しました。
その結果、妊娠36週時点の血液中のルテインの濃度が高いほど、子どもが1歳を迎えた時のアトピー性皮膚炎の発症リスクが低いことが分かった。
また、子どもの血液中のリコピンの濃度についても、同様の結果が得られました。

母子ともにバランスよく栄養のある食事を

妊娠中の野菜や果物の摂取が、生まれてくる子どものアトピー性皮膚炎の発症を抑制する可能性が示唆された研究は世界で初めてです。
そのため、今後更なる検討が必要ですが、妊娠中に摂取する食事の内容が、子どもの健康に影響を与える可能性があることは覚えておきましょう。
もちろん、野菜や果物だけを摂取すれば良いわけではありません。
栄養バランスの良い食事が大前提となるため、子どもの分も合わせて、食事の内容を見直してみてはいかがでしょうか?

参考URL

『時事メディカル』
https://medical.jiji.com/news/56825

『日経グッディ』
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100023/103100108/?ST=m_medical


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