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アレルギー性鼻炎は睡眠にも影響!?早めの治療と対策を

寒くなってくると鼻風邪をひく子どもが増えますが、中には1年中アレルギー性鼻炎に悩んでいるという子どももいるのではないでしょうか。
アレルギー性鼻炎は鼻の症状だけでなく、呼吸や睡眠といった日常生活にも長期的に影響を与える可能性があるため、決して軽んじてはいけない病気です。
そこで今回は、子どものアレルギー性鼻炎と睡眠障害の関係について、川崎医科大学の報告を踏まえながらご紹介します。

子どもの場合はダニが原因

アレルギー性鼻炎は原因によって2種類に分けられます。
1つ目は、スギやヒノキの花粉といったアレルゲンが飛散する時期だけに発症する季節性アレルギー性鼻炎、いわゆる花粉症。
そして、2つ目はダニやホコリなどが原因で1年中鼻炎症状が認められる通年性アレルギー性鼻炎で、子どもの場合はほとんどがこちらに該当します。
症状としては連続するくしゃみ、水溶性の透明な鼻水などが代表的で、慢性的な鼻づまりによる口呼吸も悩みの1つ。口呼吸をしていると外気を直接体内に取り込んでしまうため、風邪を引きやすくなってしまったり、歯並びが悪くなってしまったりと様々な弊害が出てきます。

慢性的な鼻づまりは睡眠の質に影響

鼻が詰まることで眠りにつきにくかったり、途中で起きてしまったりするなど、鼻づまりは睡眠にも深く関係しています。
慢性的な鼻づまりが続くことで、睡眠の質が下がり、結果として日中の活動に影響が出る可能性もあるため、注意が必要です。
特に、子どもの場合は学業や部活動のパフォーマンスが下がってしまうだけでなく、身体的な成長に大きく影響するため、「たかが鼻づまり」と放置しておくことは危険と言えるでしょう。
実際に、川崎医科大学が岡山県浅口郡里庄町の小学生を対象に実施した調査によると、小児の睡眠時間が足りていないこと、そして、小児の睡眠障害にはアレルギー疾患と鼻づまりといった鼻症状が関与していることが明らかになっています。
もし、1年中鼻の症状で悩んでいるという場合はアレルギー性鼻炎を疑い、子どもの健やかな成長のためにも早めの診断と治療を心がけましょう。

参考URL

『メディカルトリビューン』https://medical-tribune.co.jp/news/2021/1105539613/

『アレルギーポータル』https://allergyportal.jp/knowledge/allergic-rhinitis/


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