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iPS細胞で小児悪性脳腫瘍の治療に新たな可能性

2012年に京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したことで、一気に注目されるようになったiPS細胞は、難病に苦しむ患者さんの新たな治療法に繋がるのではないかと非常に期待されています。
そんな中、東京大学の研究チームにより、iPS細胞によって小児の悪性脳腫瘍に対する新たな治療法の可能性が報告されました。

iPS細胞と小児悪性脳腫瘍とは

そもそもiPS細胞(人工多能性幹細胞)とは、人間の皮膚などの体細胞に、ごく少数の因子を導入して培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力を持った細胞のことを言います。簡単にいえば、神経や筋肉などいろいろな体の部分になり代わることができる細胞で、そのためiPS細胞は万能細胞ともよばれています。

小児の悪性脳腫瘍とは

脳腫瘍とは頭蓋骨内にある腫瘍のことを指します。脳からできた腫瘍の場合だけでなく、脳を包む膜や、脳から出ている神経に発生した腫瘍なども含まれおり、良性のものと悪性のものとがあります。その発生率は1万人に1人であると言われていますが、小児のがん患者さんに限っていえば、5人に1人が悪性脳腫瘍を患っており、実は白血病に次いで患者数の多い疾患と言われています。

脳腫瘍の形成を促す遺伝子を発見、新たな治療の可能性も

今回の研究では人のiPS細胞を使って小児の悪性脳腫瘍をマウスの脳内で再現しました。その結果、iPS細胞が無限に増えたり、様々な細胞に変化したりする時に働く2つの遺伝子が、脳腫瘍の形成を促している可能性を発見。その遺伝子の働きを抑える薬を患者から採取した脳腫瘍の細胞に加えたところ、細胞の増殖が大幅に抑えることに成功しました。
今まで小児の悪性脳腫瘍は有効な治療法がなかっただけに、今回の発見により新たな治療法や薬剤の開発に繋がると期待されています。

参考URL

『国立がん研究センター』https://ganjoho.jp/child/cancer/brain_tumor/index.html

『日本医療研究開発機構』https://www.amed.go.jp/news/release_20190306.html

『京都大学iPS細胞研究所』https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/faq/faq_ips.html


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