思春期に眠いのはなぜ?睡眠障害の可能性は?:スクスクのっぽくん
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思春期に眠いのはなぜ?睡眠障害の可能性は?

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思春期の眠さの原因

思春期の子どもがいる親御様から、「寝起きが悪い」「朝は未だに一人で起きれない」「いつも眠い眠いと言っている」ということを聞きます。

思春期の子どもはどうしてこんなにも眠いのでしょうか?

今回は、思春期の子どもが眠い理由と、それに潜む病気の可能性をお伝えします。

思春期に眠さが増すというのは本当?

はじめに医学的な見解をお伝えすると、思春期に眠さが増す理由として、思春期で体が成長するから…、ホルモンバランスが変化するから… というような見地から眠さが増すということはありません。

思春期の体の変化と眠いこと自体に因果関係はないといえます。

ただし、この時期の子どもの多くが“眠い”、つまり“睡眠不足だと感じる”傾向が強いのは事実です。

これには思春期に眠くなりやすい原因があります。

眠くなる原因

思春期の眠くなる原因

子どもが眠くなる原因は大きく2つに分けられます。

(1)睡眠の量と質が悪い

思春期の子どもたちに必要な睡眠時間はおよそ7~8時間であるといわれます。これにはきちんとした理由があり、学習内容を記憶する、記憶から引き出して応用するなどの機能を働かせるためには脳を休ませることが必要不可欠です。

特に勉強や部活動を主として生活をする子どもにとっては、脳の前頭連合野、体の筋肉を休めるために、睡眠が絶対的に必要になっているのです。

しかし、十分に睡眠時間がとれている子どもばかりではありません。眠いと言っている子どもは、睡眠時間の絶対量が不足しているケースが大半を占めます。

夜中までテレビをみている、スマートフォンを触っている、受験勉強をしている等がよくある理由です。

特に都市部では、夜遅くまで明るく、空いているお店も多いので、帰宅自体が遅くなりがちです。このため子どもたちは睡眠が十分にとれなくなるのです。

さらに、寝る前にテレビやスマートフォンを見ると、光の影響で脳への刺激が強いため、質の良い睡眠がとれません。“十分に寝ているのに眠い”という場合は、この点も確認する必要があります。

(2)心も体も疲れやすい

また、この時期の子どもは単純に忙しくもあります。

朝から夕方まで時間刻みの学校生活があり、夕方以降は部活動や塾、遊びがある、帰宅後は宿題や予習に加えて自分の余暇もとるなど、物理的に時間の余裕がありません。

さらに、人間関係が複雑化しており、付き合いでSNSをやったりと人とのコミュニケーションで気疲れしていることも考えられます。

昔から“病は気から”と言われますが、気持ちが疲れると病気にさえなります。疲れた分だけ、それを回復するための十分な休養=睡眠が必要になるのです。

眠くならないための対処法

思春期の眠さの対策

眠くならないための対処法は、睡眠環境の改善につきます。

以下を参考に、睡眠の質を高めることが何よりも大事です。

就寝2時間前の光に注意!

私たちの体は生体リズムで管理されています。夜も明るい環境で過ごすと、体が昼と夜を勘違いし、生体リズムがバラバラになります。

夜の光は眠気をもたらたす“メラトニン”というホルモンを出しにくくしてしまいます。このため、より一層眠れなくなるのです。

就寝2時間前には、蛍光灯は消す、テレビはみない、スマートフォンは利用しないなど具体的なルールを作るとよいでしょう。

朝の光で体内時計をリセット!

人間は、体内時計の働きで、睡眠や体温、ホルモンの分泌などをリズミカルに行っています。

生体リズムは24.5時間のため、1日で0.5時間のズレが生じます。このズレをリセットするのが朝の光です。積極的に朝の光を浴びましょう。

1日7~8時間を目安に睡眠時間を確保!

心身の健全な成長のためには、まとまった7~8時間の睡眠時間が必要です。これと大きくかい離している場合は、生活リズム自体を見直す必要があります。

ただし、これまで夜型という人が、一気に生活リズムを朝型にすることは大変難しいものです。この場合は、一日10分ずつ早めて就寝するなど、無理のない範囲で実行していくのが効果的です。

授業や勉強の意味を考える

時折、学校の授業の時だけ眠くなるという子どもがいます。授業や勉強そのものに興味が持てない、というのも眠気の一因になる場合があります。

その授業にどんな意味があるのか親子で考える、将来はどのように役立つのかを先生に聞くなど、学習そのものに対する興味関心を高めるのも手段の一つです。

こんなときは、医療機関へ

最後に、次のようなケースは自己判断せずに医療機関の受診をおススメします。

・睡眠が十分にとれなくて頭痛が続く

・睡眠が十分にとれなくて気持ちが落ち込んだままである

・風邪をひいているわけではないのに“いびき”をかく

・夜中に突然大声で叫ぶ(パニックを起こす)

・夜中に歩き回る ・手足のムズムズ感や痛みで寝つけない

・夜は十分に寝ているが日中居眠りをする

・就寝時間が遅くて不規則な生活が続いていて直せない

子どもが眠いというのは睡眠不足、睡眠の質の悪さが原因であることが多いとお伝えしました。ただ“眠い”と一言にいっても、病気の可能性を秘めている場合があります。

心配な時、いつもと違うなと思った時は、医療機関を受診してくださいね。

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医師、医学アドバイザー プロフィール

久留米大学医学部卒業、内分泌代謝内科学講座入局。幼少期に母親がI型糖尿病を発症。父親とともに長年に渡る闘病生活を支え続けた経験から、心と体の繋がりについて深く学び、医学的な治療方法だけでなく、心との向き合い方について幅広い視点からアドバイスを行っている。 【経歴】:医療法人水聖会メディカルスキャニング浜松町にて院長を務めたのち、東京医科大学病院にて糖尿病内科医として勤務。現在は、ピュアライフメディカルクリニックにて治療に携わっている。

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