思春期早発症って?症状・原因・診断方法とは:スクスクのっぽくん
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思春期早発症って?症状・原因・診断方法とは

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思春期早発症とは?

思春期早発症とは?

思春期早発症とは思春期が2〜3年早く始まってしまう症状です。
思春期はそれを定義する団体が様々あり、はっきりと決まった年齢が決められているわけではありませんが、日産婦学会の定める思春期の定義に当てはめてみると、平均的には8、9歳から17、18歳の間を言います。
上記の定義に当てはめると、思春期早発症は6、7歳から思春期が始まってしまう症状と言えます。
一般的には女の子の方が男性の3〜5倍多く発症します。早いうちに大人の体になるだけなら何も問題ないのでは、と思う方も少なくはないかもしれませんが、思春期早発症には3つの大きな問題があります。

思春期早発症で問題になること


身長が一時的に伸びるなど、早い期間で体が完成してしまうため、そのあと小柄のままで成長が止まってしまいます。
幼い年齢で陰毛や乳房が発育してしまうため、周囲の同年代の子と比べて本人や周りの人が戸惑ってしまいます。特に本人には大きなストレスになってしまいます。
可能はごく稀ではありますが、成長を進めた原因が脳にあるかもしれないので、その検査をしなければいけません。発見が遅れれば生死に関わることがあります。

つまり思春期早発症では早期発見、それに伴い適切な処置、治療がとても大切なのです。思春期早発症といっても成長が急激ではなくゆっくり進むことによって治療なしにもかかわらず、将来低い身長になることがない症状のものもありますので、必ず専門医の診断を受けることが必要です。

思春期早発症の症状は?原因は?

思春期早発症の症状は以下の項目から2つ以上当てはまった場合に診断されます。また1つしか当てはまらない場合でも、年齢にそぐわない身長の伸び方がある場合、それを加味して診断されます。

男の子の場合


11歳になるまでにわき毛、ひげが生え、声代わりが見られる
10歳になるまでに陰毛が生える
9歳になるまでに精巣が発育する

女の子の場合


10歳6ヶ月になる前に初潮が来る(生理が始まる)
8歳になる前に陰毛や、わき毛が生える
7歳6ヶ月になる前に乳房が成長し始める

思春期早発症は通常よりも早く性ホルモンが分泌され始めることに原因があります。性ホルモンが早く分泌されてしまう原因は大きく2つに分けることができます。

ゴナドトロピン放出ホルモンの早期分泌
性腺や副腎の病気

1の場合、ゴナドトロピン放出ホルモンという、性ホルモンの分泌を促すホルモンが早くに活動を始めてしまい、その結果、男の子なら精巣、女の子なら卵巣からの性ホルモンの分泌が早いうちに促されてしまうために起こります。「中枢性(真性)思春期早発症」と言われています。
この「中枢性(真性)思春期早発症」はさらに2つに分けることができて、明らかな原因がはっきりとわからない「特発性中枢性思春期早発症」と、脳炎後遺症・水頭症、脳内の腫瘍などが原因の「器質性中枢性思春期早発症」の2つなります。

2の場合、性腺腫瘍や副腎腫瘍などによる思春期早発症が「末梢性思春期早発症」と呼ばれ、性ホルモンを分泌する器官の異常が原因で起こります。性ホルモンは副腎からも分泌されていて、性腺に腫瘍などの異常が発生したときも性ホルモンは分泌されます。

この中でも原因不明の「特発性中枢性思春期早発症」は多くの女の子に発生しやすい症状で、男の子には脳腫瘍が原因の「器質性中枢性思春期早発症」が多く見られる傾向にあります。

思春期早発症の可能性を感じたら・・・診断方法は?

上記の「思春期早発症の症状は?原因は?」で述べた症状で主に診断されます。

医療機関ではさらにくわしく、
身長がどれだけ伸びたかを表すSD値
骨の成熟促進現象
骨年齢
の3つを検査します。

さらに血液検査でLH(黄体形成ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)、と性ホルモンの血中濃度を測定します。
骨年齢と骨の成熟度はエックス線検査によって調べることが可能です。
早期発見をするために家庭でできることは、身長と体重を定期的にはかり、急激な成長をしていないかを見守ることが大切です。体の内部変化は家庭では知ることができませんし脳腫瘍などの異常があれば命に関わることがあります。少しでも異常かなと思ったら医師の診断を受けることが大切です。

思春期早発症の治療方法は?

すべての人に治療が必要というわけではありません。治療は将来低身長になる恐れのある人や、過度の発育により心的なストレスがある方に行われます。治療は月1回の注射で済む場合や、外科手術が必要な場合もあり、原因によって適正な処置、治療方法が異なります。

・特発性中枢性思春期早発症

原因がわからない特発性中枢性思春期早発症の場合、注射などの薬物治療が主な治療方法になります。

・器質性中枢性思春期早発症

腫瘍の種類によっては手術なしで、薬物治療ができるものもありますが、脳腫瘍など、頭蓋骨の内部に腫瘍がある場合は外科手術をして腫瘍を取り出さなくてはいけません。手術によって切除ができない場合は、抗がん剤や放射線治療が必要になります。

・末梢性思春期早発症

副腎や性腺の異常の場合は、外科手術を行いますが、先天性副腎皮質過形成症の場合は副腎皮質ホルモン治療(ステロイド療法)を行います。


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