
食品ロスについて一緒に考えよう♪
みなさんこんにちは! 管理栄養士の磯村です。 みなさんが元気に過ごすために欠かせない要素のひとつが「食」です。 毎日当たり前のように食べている食べ物ですが、実はその裏で問題となっていることに「食品ロス」があります。 普段あまり考えたことがなかった方もこれを機にぜひ一緒に考え、できることから行動を起こしてみませんか。
食品ロスについて一緒に考えよう♪
食品ロスは1年間にどのくらいあるの?

「食品ロス」とはまだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のこと。 注文しても食べ残してしまったり、販売店で売れ残ったり、賞味期限が近いからという理由などでまだまだ食べられるのに廃棄されてしまう食品が多くあります。 世界の食品ロスは1年間でおよそ13億トン! そのうち日本では約522万トンと言われています。(令和2年度推計値) 国民 1 人当たりに換算すると1年で約41kg、毎日お茶碗 1 杯分の食料を捨てていることになります。
なぜ食品ロスが起こるの?

日本での食品ロスの原因は大きく分けて2つ。 1つ目は「事業系食品ロス」。これはお店での売れ残りや返品、飲食店での食べ残し、売り物にならない規格外品のことです。 2つ目は「家庭系食品ロス」。これは家での食べ残しや購入したけど食べずに捨ててしまうなどということです。 ※出典:食品ロスの現状を知る:農林水産省 (maff.go.jp)
私たちが今からできる事

食品ロスが問題になる理由は?
▪捨てられてしまった食べ物は「ごみ」となり燃やされますが、その際にCO2を排出します。CO2の排出は地球温暖化などの環境問題に、また、燃やした後の灰を埋め立てることで環境負荷にもつながります。
▪現在、発展途上国を中心に約9人に1人が食料不足による栄養不足となっています。世界の人口は2019年と比べると2050年には20億人ほど増えると予測されています。このまま食品ロスが続くと栄養不足で苦しむ人が増え、貧困に拍車がかかると考えられています。食品を捨てている国がある反面、食料不足で困っている国もあるという現状はみんなで解決する必要があります。
私たちができることは?
▪外食する際は食べられる量だけ注文(購入)し食べ残しを減らしましょう。これは中食(総菜などを購入して家で食べる)も同じです。また、家庭でも作りすぎないように注意をしましょう。
▪買い物の際に食べるかわからないものはカゴに入れない。
▪購入する際は陳列の手前から取る。賞味(消費)期限の長い奥の方から取っていませんか?みんなが同じ行動をしてしまうと、手前のものは売れ残ってしまい廃棄に。すぐに使用ものは手前から取りましょう。
▪防災用にとストックしている食品はこまめにチェックをして定期的に消費し入れ替えるようにする「ローリングストック法」を取り入れましょう。
私たちが住む地球の より良い未来のために、 食品ロスについて今一度 考えてみましょう♪
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