大阪大学教授・早川和生さん・「双子研究からわかること」:スクスクのっぽくん

プロに聞く! 早川和生さんプロフィール

1951年、愛知県生まれ。 1974年、千葉大学を卒業し、 ハワイ大学大学院で修士課程修了。 1980年、近畿大学の助手になる。 1994年に大阪大学教授に就任。 双子老人の比較から、生活習慣病などの予防的研究を行っている。

「双子研究からわかること」

のっぽくん
早川先生は双子の研究をされていることで有名です。そもそもなぜ、双子を研究しようと思ったのでしょうか?
早川先生

「実は私のは家内は二卵性の双子。つまり、結婚以来、ずっと双子の研究をしているようなものなんです(笑)。大学の研究室に入って、何の研究をしようかなと思ったとき、『そうだ双子がいいかな』と。それから30年が経ちました」

早川和生さん
のっぽくん
具体的にはどんな研究内容なのですか?
早川先生

「双子は一卵性と二卵性の2タイプがあります。一卵性は1つの受精卵がたまたま2つに分かれたので、遺伝的に全く同じ。一方、二卵性は普通の兄弟がいっしょに生まれて来たようなもので、遺伝的には違いがある。その比較を通して、糖尿病といった病気がどれくらい遺伝と関係しているのか、どれくらい環境の影響を受けるのかを調べています」

のっぽくん
その結果、どのようなことがわかりましたか?
早川先生

「私たちは特に一卵性の双子を中心に研究しています。同じ遺伝子を持った2人が、子供のときはそっくりなんですが、年をとったらかなり差が出るんですよ。極端な場合は、顔も赤の他人みたいに変わってくる。『本当に双子ですか?』って訊きたくなるくらい違う人もいます。大人になってから、違う仕事をして、違う物を食べていくと、ものすごく差が出るんですね」

のっぽくん
環境の影響が大きいということですね。
早川先生

「特に男性の双子は差が出ます。女性の場合は、自分の好きな物を作って食べられる環境にいるのに対し、男性は職業が違うことが多いからでしょう。一卵性でも、1人は認知症になっているのに、1人はバリバリ働いているという例もある。寿命で20年の差がつくこともあります。ひとつおもしろいのは、『配偶者』が寿命に影響していると思われること。配偶者って最大の環境因子なんですよね。若い時、どんな人と結婚したかによって、寿命が変わってくる可能性があるんです。おそらくストレスが関係しているのでしょう」

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