金沢謙一プロフィール

「金沢家の磯遊び」

のっぽくん

金沢先生はウニや貝の研究をされていますから、お子さんと磯遊びをされる時も詳しく解説ができていいですね。

金沢先生

「よくそう言われるんですが、実は全く逆で、子どもたちはほったらかしのような状態で遊ばせているんですよ（笑）。」

のっぽくん

それは意外ですね。

金沢先生

「私が気を配るのは安全面だけ。少し離れた場所でなるだけ見守るようにしています。子どもたちを観察するのは面白いですよ。上の子は黙々と生き物を探しては、目を輝かせて発見を報告しに飛んでくるのに、弟は自然観察にはあまり興味がないようで（笑）。」

のっぽくん

お兄ちゃんは先生に似て学者タイプなんでしょうか。兄弟でもだいぶ違うんですね。

金沢先生

「そうですね。でも捕まえた魚を飼育する段階になると、今度は弟の方が熱心に世話をしたりする。子どもだけで作業をさせると、その子の得意・不得意がよく見えるので、子どもにとっても自分の適性を自覚するよい機会になると思うんです。それぞれ個性が違うので、その子にあった得意な力を伸ばしていって欲しいですね。」

のっぽくん

磯遊びは、お子さんだけで遊ばせるということですが、アドバイスは全くされないのですか？

金沢先生

「もちろん、質問に来れば答えていますよ。でも、すぐに答えを教えるのではなく、一緒になって考えたり、ヒントをあげるようにしています。人に教えられて知るよりも、自分で発見する方が感動もより大きいですからね。」