
2006年W杯に日本代表として出場した元サッカー選手の福西崇史さん。今年1月に現役を引退し、現在はサッカー解説者やタレントとして活躍の場を広げています。福西さんは小学校まで体操をやられ、その異色の経歴が注目されたこともありました。今回はその体操時代も含め、いかにして日本を代表する選手になったかなど、すくすくトレーニング所属の頼トレーナー、奥野トレーナーを交えてお話を伺いました。
サッカー選手なのに器械体操をやっていたというのは、すごくおもしろい経歴ですね。どれくらい本格的にやられていたんですか?
「体操は幼稚園から中学校まで、かなり本格的にやっていました。バク転とか、今でもできますよ。体重が増えたので、あまりフォームはきれいじゃないですが(笑)。幼稚園でマット運動から初めて、ほとんど遊び感覚でしたね。小学校のときは、練習は週2回のペースです。メニューとしては繰り返しが多くて、バク転ならそれを何度も練習するといった感じで」
サッカーはいつから始めましたか?
「4年生のときです。小学生のときは、まだ体操がメインでした。でも、中学校に入ったら、サッカー部の朝練があって、だんだん体操に時間を取れなくなって……。どちらか選ばなければいけなくなり、団体競技がおもしろいと感じていたので、サッカーを選びました」
体操がサッカーに役立ったという面はありましたか?
「大いに役立ちました。体の動かし方とかバランス感覚とか。たとえば、空中での姿勢。体操をやっていると、ぶつかっても体の軸がブレないんですよ。サッカーは転ぶことが多いですが受身にも慣れていて、無理するときと無理しないときの判断ができるんです」
サッカーの現役時代、ヘディングが強かったですね。体操と関係がありましたか?
「ジャンプするやり方、ジャンプまでの体の持って行き方は体操が役立っています。でも、頭でボールを当てるのは体操とは関係がない。そこはタイミングですね」
子供のときに体操をやっていて良かったですか?
「そうですね。だから今、子供たちがひとつの競技だけをやるよりは、いろんなことをできるようにしておいた方が、将来役に立つと思います。その一方で極めるという意味では、小さい頃からひとつの競技をやるべきという面もありますが」
〜つづく〜