レスリングの道へ:スクスクのっぽくん

プロに聞く! 山本郁栄プロフィール

1945年 愛知県生まれ。 日本体育大学に入学と同時にレスリングを始め、7年目の1972年ミュンヘンオリンピックの日本代表となる。 その後、指導者としてクラブチーム、オリンピックコーチに。またアメリカ留学で学んだテーピングを日本に持ち込み、スポーツ医療にも貢献。現在、日本体育大学スポーツ医学研究室教授。

レスリングの道へ

のっぽくん
レスリングの山本一家として名を馳せていますが、子供たちには、小さいときからレスリングをやらせようと思ったのですか?
郁栄さん
「長男の徳郁にはレスリングをやらせたかったので、5歳になったときに、クラブに通わせました。姉の美優は、その送り迎えについてきて、見ているだけではつまらなかったらしく、“パパ、私もやりたい”と、言い出してきたのです。そして、妹の聖子もそう。レスリング一家にするつもりはなかったんですよ」
のっぽくん
美優さん、聖子さんは、レスリングを始める前に、いろんなスポーツをされていたそうですね。
郁栄さん
「本人がやりたいと思うスポーツやお稽古事はすべてやらせましたね。バイオリン、クラシックバレエ、フィギアスケート、柔道、器械体操……。とにかくトライをさせていました。
というのも、小学校高学年(10歳)までは、バランスやタイミング、リズムの取り方などの神経系が飛躍的に発達していきます。そのときまでに遊びやスポーツを通して、神経系統を発達させておくことが大切だと思ったからです。
日本は、外国に比べて、子供のときに神経系統の訓練が少ないんです。ひとつの競技だけを無理やりしたり、身体に負荷のかかる運動をやらせたりするよりも、スポーツの基礎となる神経系を育んだ方が、いいと思いますよ」
のっぽくん
それでも子供3人はレスリングの道を進まれた。それだけ魅力があったのですね?
郁栄さん
「レスリングを子供にやらせてみると、どんな子供でも喜んでやります。基本は取っ組み合いですからね。じゃれ合っている内に、体力や持久力、瞬発力がいつの間にか、ついていく。しかも、人の動きを読んだり、タイミングをはかったりと、神経系統を訓練するにも、とてもいいスポーツです」

山本郁栄さん

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