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身長を伸ばす可能性を高めましょう!スクスクのっぽくん






~「東の風」と「西の土」~


イギリスの西側に位置し、北はアイリッシュ海、西にカーディガン湾、南にはブリストル海峡を望む場所にウェールズはあります。美しい高原と深い山々、そして洗われるような海岸線に恵まれたこの土地はヨーロッパの原風景が今に残るかのようで、「天空の城ラピュタ」の舞台のモデルにもなった場所です。
英語とともに、ウェールズの公用語であるウェールズ語は欧州の言語の中でもとりわけ古くからのもので、これだけでもウェールズの歴史の豊かさを垣間見る事が出来ましょう。
「アーサー王」の伝説にまつわる史跡が多く点在するのは、この国の他民族からの侵攻の歴史を物語るものですが、山々に守られたこの地には古くから独自のケルト文化が育まれてきました。ウェールズの地に根付いた自然崇拝の信仰では、水に生命が宿ると信じられ、想像力豊かな彼らは神や妖精などと自由に会話できると信じてきました。歌うのが大好きで、柔らかく飾らず気さくな人々。威風堂々とした古城。海と山の景勝。西の端っこの、日本によく似た国がウェールズです。
そのウェールズに、日本おにぎり隊は日本から「東の風」を運びます。「西の土」が「東の風」と出会うとき、日本語でいうところの「風土」はまた一つ深みを帯びるのです。



~みんなで結んだおむすび~
( 文: マルタ モモ
)

なんとか炊き出しができるとOKがでたのは、出発のほんの四、五日前だった。現地の日本食レストランの厨房を借りておにぎりの炊き出し準備を行った。念のため、10合ほどのお米を炊いた。食べてもらえなければ、遠征メンバーと現地スタッフで食べよう、なんて思っていた。
最初に並んだのは、ウェールズのおじさんだった。少し赤ら顔で愛嬌のある笑顔で
『おにぎりにぎっていい?』
ときかれた。初めてのお客さん(?)。少し緊張が走る。
『じゃあ私の真似をして』
大人の男性がヘアーキャップと手袋をして真剣にみている。
(衛生上必要なんだけど、なんだかかわいい。)
私が手を水で湿らせて、お米をつかむと恐る恐る私の真似をした。普段は食材をそのままつかむということはないのかな?少しためらってからご飯をてのひらにのせる。
『あつい!』
顔を真っ赤にしながらあわてている彼に、手のひらでおにぎりをころがして冷ますんだよって教えてあげた。
つぎに中にいれる具を選んでもらった。いろとりどりの具材が並ぶ中で彼が選んだのは、意外にも、食べないと言われていた梅干しだった。もうひとつ、牛肉の甘煮も一緒にいれた。すごい組合せだけど、日本の味を試してみたいといって、うれしそうにつめていた。       
つめた具を中に入れて、きれいに三角ににぎるコツを教えてあげた。でも何度同じようにやってもいびつな形になって、顔を見合わせて笑った。手から三角形のものができるのが不思議だといわれた。
最後にフリカケのうえにおにぎりを転がして色鮮やかなおにぎりの完成。

完成したおにぎりをみて、彼の顔がパッとあかるくなった!さっきまでの必死の形相から子供みたいな笑顔にかわった。手のひらの上のおにぎりが宝物みたいにみえた。不思議だなぁ。
さっきまではふつうのお米だったのに握っただけで何かが入ったような気がした。この一つのおにぎりにはいろんなものがこもっている。
ぱくっと食べる。もうさっきと違って手で握ったまま食べることには抵抗がないみたい。ドキドキする瞬間・・・・・・。次の言葉はなんだろう?
『うん!おいしい!』
あ~よかった。どこの国でもおいしい時の顔っておんなじだなぁ、なんて思いながら幸せな気持ちで彼の顔を眺めていた。
気がつけば、あっという間に10合のお米がなくなっていた。一人でニ、三個作る人もいて、ずっと列ができていた。みんなおにぎりを気に入ってくれたみたい。また食べたいな、なんて思った時に、この味と一緒に今日のこと思い出してくれるような気がした。



~ウェールズのパパママ~
( 文: 竹下 瑛子 )


「今日は何してきたの?」
毎晩のようにコーヒーとお菓子を片手に繰り広げられるホストファミリーとの会話に、最初はつたない英語と一週間という時間の短さからくる焦りのせいで微妙な緊張感を感じる場面もあった。
でも、おにぎり隊のイベントにきてくれて、夢中で私たちの姿をカメラで追いかける彼らの姿に、そんな緊張なんてどうでもよくなってしまった。なんだか照れくさかったけど「娘」として認めてもらえたようで嬉しかったから。
日本へ帰る前夜、私たち「娘」は「日本の文化講師」となって「ウェールズのパパママ」たちと最高に楽しい時間を過ごした。
「折り方がちがーう!だめ生徒ですねー」
などと涙が出るほど笑いながら一緒につくった折り紙。
「日本のエプロン似合うわー」
と言っておにぎり隊の割烹着を着せて、大騒ぎしながら一緒につくったお好み焼き。私たちの心の距離はぐんと近づいていた。
思い返せば、あのとき私たちは日本の文化を通して、思い出作りの時間と空間を生み出すスペシャリストになれていたような気がする。



ウェールズでは、飲食店以外に外で食べ物をふるまうというのは一般的でないらしく、正直なところ、僕たちはみんな心配だった。果たしておにぎりを食べてくれるのか。お茶会は無事に成功するのか。

しかし心配もよそに、交流会は大盛況。おにぎりは、来場者全員によって完食、お茶会は暖かな雰囲気の中、和やかにすすめられ、普段紅茶に慣れ親しむウェールズの方々は、日本のお茶にもご満足の様子だった。
案ずることはない、それなりの準備と相応の態度がそなわれば、世界のどこでも、誰とでも、僕たちは友達になれるのだ。






日本おにぎり隊の今までの活動

■「日本おにぎり隊 2000 エリトリア」
託された支援物資を現地の人々に手渡し、ホームステイ、難民キャンプの訪問、孤児院での炊き出しを行う。

■「日本おにぎり隊 2001 インド ダラムサラ」
アーティスト藤田理麻さんによるチベット支援企画の事務局長をしていた那須勲との出会いが縁となり、ダラムサラへ。チベットから亡命してきた子供たちの住む子供村にて学生達と寮での生活をともに交流を行う。

■「日本おにぎり隊 2002 パキスタン北部 パスー村」
2001年インドの研修会に参加していたベイグたまみさんより、ご主人アミン・ウラー・ベイグ氏の出身の村へとご招待頂いたのが縁となり、イスラム教徒、ワヒ族の住む村へ。隊員一同9軒の家へ分かれてホームステイ。老若男女混ざった家族的な構成メンバーでパスー村の家族と交流を行う。

■「日本おにぎり隊 2003 ミャンマー インレー湖ナフー村」
東京でミャンマー民族雑貨商を営む網倉氏と日本おにぎり隊実行委員長の那須との出会いが縁となり、湖上生活を営むシャン族が暮らすナフー村へ。

■「日本おにぎり隊 2004 トルコ イスタンブール&チャナッカレ」
赴く国を最初からトルコと決め、“隊員一人々々が友達をつくる。”つまり、“縁“をつくりだすというテーマの下に活動。訪れたのは、ヨーロッパとアジア、そしてイスラム教とキリスト教が色濃く混ざり合う都市、イスタンブールと美しいエーゲ海に囲まれた小さな港町、チャナッカレ。




「日本おにぎり隊 2005 Japan-Wales」
の活動の様子が、写真展として一般公開されます。
場所:横浜、ランドマークタワー69F スカイガーデン
期間:2006年 2月11日(土)~2月26日(日)


一期一会・・・
一回限りのこの機会こそ真剣に向き合う。
ここは私たちが私たちについて学ぶ場でもある。





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