寒いと身長は高くなる?:身長を伸ばそう!スクスクのっぽくん通信簿

スクスクのっぽくん通信簿

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【スクスクのっぽくん通信簿】vol.280/現在の読者数9,395人
スクスクのっぽくん通信簿
1時間目
担任のつぶやき
寒いと身長は高くなる?
2時間目
秋山先生の♪栄養マメ知識
みなさまの質問にお答えします!
身長をのばすための食事その5・マグネシウム
3時間目
お子様の成長に役立つ!
「のっぽくんQ&A」
うちの子は寝ている時、よく寝返りを打ちます。睡眠が浅いのでしょうか?身長の伸びに影響はあるでしょうか?
4時間目
プロフェッショナルに聞く!
“生きる力”の育て方
グラフィックデザイナー長友啓典さん:第3回
子供にはスポーツを!
「寒いと身長は高くなる?」
ゲストさん、こんにちは!
スクスクのっぽくんです。

先日、文部科学省から学校保健統計調査の結果が発表されましたが、都道府県別に身長を分けてみると、面白いことに気付きます。

ほぼ、最終身長となる17歳男女の身長をみると、東北・北陸地方が比較的上位にきて、九州・四国・中国地方は比較的下位にくるのです。

平成8年から平成20年までの統計を通してみても、ほぼ同じ傾向があり、例えば平成20年17歳男子の福井(171.8cm)と沖縄(168.9cm)の間をみると、約3cmと、意外にも違いがある印象を受けます。

幕末の時代までさかのぼりますが、ベルグマンという人が、「恒温動物は、温暖地域では体長を小さくし、寒冷地域では逆に体長を大きくする必要がある」という法則を立てました。

これは、体温を維持するためには、“体重あたりの体表面積が重要な意味を持つ”とし、熱を発散させるには体重あたりの体表面積を大きくし、熱を保つためには、逆にそれを小さくする必要があるというものです。

(放熱量は体表面積に比例し、熱生産量は体重に比例するので、体長に対して、放熱量は体長の2乗に、熱生産量は体長の3乗に比例します。よって、体長が大きくなるにつれて、体重当たりの体表面積は小さくなります。ちょっと難しいですね。。)

確かに、人間の世界では、寒い国の人のほうが身長が高いイメージがありますが、この法則は、南北に長い日本国内でも、あてはまるのかもしれませんね。

身長だけを取り上げて、比較することに何の意味もありませんし、良いも悪いも全くありませんが、長い年月をかけて、それぞれの地方の人たちが、環境に適応してきた結果かもしれないと考えると、とても興味深く思えました。

また、先週取り上げた、全国体力調査の結果とも、似通っている部分があります。

「早寝・早起き・朝ごはん」を推進する都道府県が上位にきていますので、体格が大きいから体力があるのか、体力があるから体格が大きくなるのかは分かりませんが、生活習慣を良くすることが、双方に良い結果をもたらすことは間違いないと思います。

遺伝子レベルでは、ベルグマンの法則のような傾向があるかもしれませんが、身長を伸ばすには後天的な生活習慣が大きく影響してきますので、睡眠・栄養・運動といった生活習慣を少しずつ改善していきましょう!

スクスクのっぽくん 担任より

「みなさまの質問にお答えします!」
身長をのばすためにはどんな食事をしたらいいですか?
その5・・・マグネシウム
背を伸ばすためにどんな食事をしたらいいか、最終回はマグネシウムです。

マグネシウムは、どちらというと肉や乳製品が中心となる洋食よりも、和食のほうが摂取しやすい栄養素で、豆類や魚、海草類、ピーナッツやごまなどの種実類に多く含まれています。

また、精白された白米よりも、玄米や胚芽米のほうがいいですし、パンも全粒粉のように、きれいに精製されていないもののほうがマグネシウムを摂取できます。

マグネシウムは、昔の日本に比べて、洋食をとることも多くなり、ご飯も精製された白米が主流になっている今では、どうしても不足がちな栄養素です。

このマグネシウムは、60~65%は骨に含まれており、歯や骨の発育に影響を与えています。

マグネシウムもリンと同様に、カルシウムとの摂取するバランスが大切です。 そのマグネシウムとカルシウムの割合は、1対2~3が理想とされています。

カルシウムはまだまだ不足がちではありますが、みなさんの意識は高まっている栄養素です。
マグネシウムも、いっしょに意識して摂取するようして、効率よくカルシウムもマグネシウムも体の機能に役立てられるようにしましょう。

また、マグネシウムが不足すると、イライラしたり、集中力が低下するなど、お子さんの精神面の成長にも影響を与えます。

お子さんが、大豆や魚よりも、お肉や乳製品のほうが好きだから・・・と言って、お子さんの好きなものばかり食卓に出すのではなく、和食も食べる機会を多く設けてあげてください。
味覚はある程度の年齢で決まってしまいますので、最初は残してしまっても、いろんな味の経験をさせてあげてほしいです。

秋山里美プロフィール
管理栄養士 病態栄養専門師
数々の著書を執筆し、現在もセミナーや講演などで活躍中!

■ひとこと!
みなさまのご質問を受付けております!食事に関して質問がございましたらinfo@suku-noppo.jpまでお願いします。
「うちの子は寝ている時、よく寝返りを打ちます。睡眠が浅いのでしょうか?身長の伸びに影響はあるでしょうか?」 人は寝ている時に、体の重さによって圧迫された部分の痛みや、血行不良を緩和するために寝返りを打ちます。ですので、あまりに寝返りの回数が多いということは睡眠が浅くなっている可能性はあります。

ただ、寝返りは、レム睡眠とノンレム睡眠の自然なサイクルを維持するなど、質の良い睡眠を得るために、ある程度は必要なことでもあります。

ですので、寝返りは、多過ぎることも、全く打たないことも問題で、適当な回数をを打つことが、質の良い睡眠をとり、身長を伸ばす可能性を高めることにつながります。

体の重さで圧迫された部分が痛んだり、血行不良になってしまい、寝返りが多くなってしまう原因として最も多いのが、寝具が硬すぎるということです。

その逆で、ほとんど寝返りを打たなくなる原因としては、寝具が軟らか過ぎるということがあります。体が沈み込んでしまい、寝返りを打てなくなるのです。

ですので、寝具は硬すぎず、軟らかすぎないものを選ぶことをお勧め致します

スクスクのっぽくんでは、ちょうど良いやわらかさの成長サポートマットYOYOをお勧めしております。

お子様の健やかな成長にお役立て下さい。

古くは雑誌「平凡パンチ」「流行通信」から「ソトコト」まで。数多くの雑誌や書籍などを、デザインのフィールドから牽引してきたグラフィックデザイナーの長友啓典さん。
デザイナー歴50年という時間の中で、長友さんが見てきたもの、感じてきたものは、子供にも大人にもあてはまる、楽しく生きるヒントがたくさんつまっていました。

長友啓典さんプロフィール
1939年大阪生まれ。1964年桑沢デザイン研究所卒業後、日本デザインセンターを経て、1969年にイラストレーターの黒田征太郎氏と「K2」を設立。雑誌、書籍、各種広告、企業CI、及びイベント会場構成のアートディレクションを手がけるほか、多数の小説に挿絵、エッセイ連載など、ジャンルを問わず幅広い分野で活躍中。日本工学院専門学校グラフィックデザイン科顧問、東京造形大学客員教授。『クリネタ』編集長、月刊『スッカラ』編集長。

「子供にはスポーツを!」 高校時代は名門・大阪府立天王寺高校のラグビー部に所属し、花園に出場した過去を持つ長友さん。その経験から、子供にはチームスポーツをすすめているそうです。

長友啓典

「子供の頃からラグビーや野球等などのチームスポーツをやっていると、礼儀や協調性が自然と身につくし、社会人になると、その経験がとても生かされてくるんですよ。
例えばデザイナーという職業って特殊でも何でもなくて、他の仕事と同様、一般常識がないと生き残ってはいけません。
なかでも挨拶や礼儀というのはとても大事。でも、今の時代、学校で礼儀を厳しく教えることが難しいのかな。礼儀を知らない若者が、そのまま社会人になってしまった、なんて話もたまに聞きますが、でもね、それではだめなんです。
礼儀を知らないヤツなんかに仕事を頼もうなんて絶対に思わないでしょ? だからK2(長友さんのデザイン事務所)では、新人の子にはお茶汲みから教えるんです。デザインを教えても、一般常識がなかったらどこに行っても一人前に扱ってもらえないですから。」

「それと協調性。これも仕事をしている以上、とても大切なことです。例えばデザインって個人個人の力でやっているように見えるけど、実はチームで作り上げていくもの。自分の持ち分と周囲の状況を把握していないと、仕事を回していけないんですね。これはどんな職業でも言えることなんじゃないかな。だから協調性を身につけていないと、世の中を渡っていけないと思います。」

~つづく~

発行人:スクスクのっぽくん
(運営:有限会社ルーティ)
鎌田貴俊
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