アテネ五輪金メダリスト・塚原直也vol.3:身長を伸ばそう!スクスクのっぽくん通信簿
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スクスクのっぽくん通信簿

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≪本日の時間割≫
1時間目: 担任のつぶやき 「後輩から学ぶこと」
2時間目: 秋山先生の♪栄養マメ知識「調理をしよう」
~調理をして生きる力を養おう!~
3時間目: お子様の成長に役立てましょう!「のっぽくんQ&A」
No.93「第二次性徴期と身長の伸びには何か関係ありますか?」
4時間目: 本当のスクスクのっぽくん 
「アテネ五輪金メダリスト・塚原直也」第3回
~基礎を身につける上で大切なもの~
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こんにちは!
スクスクのっぽくんです。

 先日、23歳の若い人たちとテニスをしました。
(あまり面識はなかったのですが、大学の後輩ということもあ
って、たまたま一緒にプレイさせてもらいました。)

 時々、大学生の後輩たちとも接する機会があるのですが、私は、
最低限の礼儀さえあれば、友達の延長のような感じでも良いと
思って接しています。

 今回も、同じように接しようと思っていたところ、彼らが、と
ても律儀で礼儀正しいので、思わず感銘を受けてしまいました。
(当然のことなのかもしれませんが)

 彼らは、特別なことをしているわけでもないのですが、全ての
所作に、自然な配慮が感じられます。

 礼儀正しさは、あまり押し付けすぎても、逆になさ過ぎても、
相手を不快にさせてしまう可能性があると思うのですが、彼ら
の場合は、自然ににじみ出ているという感じで、却って先輩風
を吹かそうとしていた自分が、恥ずかしくなりました。

 スポーツにはルールがあります。
同じように、人間関係にも暗黙のルールがあると思います。
この二つのルールに則って、全力で勝敗を競った今回のテニス
は、結果はどうであれ(ま、負けましたが。笑)、本当に清々
しいものでした。

 些細なことですが、後輩たちから、いろいろと教えてもらった
今回のテニスでした。

 

               スクスクのっぽくん 担任より

 ………………………………………………………………

秋┃山┃先┃生┃の┃♪┃栄┃養┃マ┃メ┃知┃識┃     
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛

 【調理をしよう】

  ~調理をして生きる力を養おう!~

  第4週は「調理をしよう」と題して書きたいと思います。
「食育」という言葉があります。「食べること」はとても身近
なことなので、文字や言葉で学ぶより、実践して体が覚えてい
くほうが自分のものになると考え、今年はお子さんが調理をす
ることをお奨めします。

 今はお母さんが作ったものを食べているお子さんも、大きくな
って1人暮らしをしたり、家庭をもったときには自分が調理を
しなければなりません。

 幸か不幸か、今の日本は調理をしなくても外食、中食と調理を
されたものを食べることができます。わたしも仕事が忙しくて、
食事を作る時間も気力体力もないとき、お弁当を買ったり、外
食したりすることもあります。でも、そんな日が続くと、なぜ
が自分で作ったものが食べたくなるのです。たぶん、自分の体
が欲しているものが自分の本能でわかって、材料を買って作る
のだと思います。

 でも、調理ができない人は、自分で作って食べよう!という発
想はないでしょう。自分の体をケアするのは自分。調理や食材
知識を知っていれば、自分にあった調理法、味付けもできます。

 若いうちは外食や買ってきたものを食べていればいいですが、
年をとると買ってきたそのままを食べることができない場合が
あります。やわらかく煮たり、食材を選んだり。何か疾病をお
持ちの方は食事療法も必要です。特に奥様を亡くされた男性は
大変です。

 できれば、調理をしない男性にも勉強してほしいのですが、大
人になってから調理を勉強するのは大変です。ですから、いろ
んなものを吸収しやすいお子さんに、調理をする機会を増やし、
自然に学んでもらいたいと思います。 

 クリニックで栄養相談をしていると、今の食事の形を変えるこ
とができない方が多くいらっしゃいます。主に生活習慣病は、
食事の量や内容と運動量に問題がある場合、疾病として現れて
いる方が多いです。

 バランスのよい食事とはどんなものかを知り、小さいことから、
それが当たり前のように生活していれば、大人になった時、病
気にならず済んだり、食事の改善に対して苦痛を感じずに済む
かもしれません。

 とにかく、子供の頃から食事興味をもってもらいたいと思いま
す。食事というものに興味をもって、自分の必要な食事、自分
の体を守る知識を身につけてほしいのです。

 まずこの1ヶ月は、なるべくお子さんに「食べること」に意識
を持ってもらうように、食事を出す際、料理の名前、材料、作
り方など、これから食べる料理の説明を簡単にしてあげてくだ
さい。

 また、小学生のお子さんであれば、給食にでたものを聞いてみ
てください。毎回聞かれていると「あ!お母さんに聞かれる」
と給食の内容を注意深く観察し、意識をすると思います。

 今回は私の思いを書いて終わってしまいましたが、次回から実
際に段階を踏んで進めていきたいと思います。

 ♪♪ 秋山里美 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

管理栄養士 病態栄養専門師
数々の著書を執筆し、現在もセミナーや講演などで活躍中!

■ひとこと!
先日、東京にも雪が降りましたね。雪が降った時こそ、私は買
い物や用事を済ませるために出かけます。その理由は、街に人
がいないので、何をするにも空いているからです♪

 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

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お子様の成長に役立てましょう!「のっぽくんQ&A」
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 No.93
「第二次性徴期と身長の伸びには何か関係ありますか?」

 第二次性徴期とは、思春期以降に生じる男性、女性の身体的特
徴の発達のことです。

 子供の体から、大人の体へ急速に変化してくる時期です。
例えば、男の子であれば、声変わりをしたり、体毛が濃くなっ
たりします。女の子であれば、体が丸みを帯びてふくよかにな
ったり、初潮を迎えたりします。

 この第二次性徴期を過ぎますと、骨の両端にある軟骨部分、骨
端線が固まってきます。その後完全に固まって身長の伸びは止
まります。

 ですので、第二次性徴期を迎えたということは、身長に関して
言いますと、身長がそろそろ止る時期がくるシグナルという事
が言えるかと思います。

 

 ━━━━本当のスクスクのっぽくん━━━━━━━━━━
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■☆■「アテネ五輪金メダリスト・塚原直也」第3回
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━━━━━━━━━━━━━━━ ☆スクのぽ企画☆ ━━

 かつては日本のお家芸と呼ばれた体操競技だが、近年のオリン
ピックでは低迷が続いていた。それだけに、アテネオリンピッ
クの男子団体総合で金メダルをとった際には、世間の大きな注
目を集めた。

 そのメンバーに名を連ねるのが塚原直也さんである。そして、
かつての体操競技で世界に名をとどろかせていたのが直也さん
の父である光男さんだ。

 偉大な父を持った直也さんは、どのような恩恵を受け、逆にど
のような苦労をしてきたのだろうか。「考えすぎるタイプ」だ
と言って自分を振り返る塚原直也さんの話が興味深いものだっ
た。オリンピックで金メダルをとるほどの選手なのに、自分は
選手というよりもコーチに向いている、と思っているのだ。

 今回は、そのようにスポーツについて深く考えている塚原直也
さんにお話をうかがった。

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  ■塚原直也プロフィール■

 1977年生まれ。
メキシコ・ミュンヘン・モントリオールの3つの大会の体操競
技で計5つの金メダルを獲得した光男さんを父に、メキシコオ
リンピックで女子の体操競技日本代表選手であった千恵子さん
を母に持つ。

 小学5年生のときに本格的に体操をはじめ、高校2年生からイ
ンターハイで2連覇を達成。99年の世界選手権では銀メダルを
獲得。オリンピックにもアトランタ大会からアテネ大会まで3
度続けて出場。アテネオリンピックでは団体総合で金メダルを
手にした。後進の指導をするかたわら、現在も選手として活躍
中。

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 第3回

 ~基礎を身につける上で大切なもの~

 『呉コーチの指導を受けていた時期は体操選手としての基礎を
身につける時期だったのでしょうが、一般的な話として、基礎
的な体力を身につけるために必要な運動はなんでしょうか?』
と鶴渕氏がたずねた。

 「『走る』ことだと思うんですよね。『走る』っていうのは何
にでも共通しているじゃないですか?体操の場合でも、逆立ち
とか、そういうものも大事ですけど、走ることが一番の基本で
すかねぇ。僕の場合、昔は競技の練習ばかりであまり走らなか
ったので、わからなかったんですけど。これは最近になって、
感じたことなんです」

 現役の選手でありながらも、「コーチ向き」だと語る直也さん
の意見であるから大変に興味深い話だ。
では、その当時、もっと走っていたらどうだったのか、と鶴渕
氏がさらにたずねると、

 「どうでしょう・・・もうちょっとうまく出来たかな、とは思
います」という答えが返ってきた。

 呉コーチが去った後、直也さんが高校2年のときにやってきた
のがアンドリアノフコーチだ。アンドリアノフさんは旧ソ連代
表として、モントリオールオリンピックの個人総合での金メダ
ルをはじめ、男子の個人競技で計15個のメダルを持っている名
選手だ。

 「それまでそんなに成績がよくなくて、アンドリアノフコーチ
に教えてもらうようになって、一気に優勝できたので、その指
導は大きかったのかなと思います」

 アンドリアノフコーチからは7年にわたって指導を受けるのだ
が、直也さんはその最初の2年間、つまり高校2年、高校3年
のときに続けてインターハイで優勝する。そして、3年目の19
96年にはアトランタの地で初めてのオリンピックの舞台に立つ
ことになる。

 しかし、大した苦労もせずにトレーニングをつめたわけではな
かった。かつての名選手に習うようになったからといって、オ
リンピックに出るまでの道のりがそれほど平坦なわけもない。

 「コーチともよくケンカをしていました」

 そう語って、直也さんは当時を振り返る。どちらかというとア
ンドリアノフコーチは、一つひとつ、丁寧に指導するタイプだ
ったそうだが、それで苦労した部分もあるという。

 その苦労とはどのようなものだったのだろうか。

 ~続く~

                     (文・三村祐輔)   

            
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