交通安全指導を子供に!通学路と自転車の乗り方
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交通安全指導を!確認すべき、通学路の歩き方と自転車マナー

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安全な交通のため入学前に通学路の確認を

いよいよ小学校入学。持ち物の準備をしたり、お祝いのお返しをしたり、入学式の服装に関して悩んだりとママは大忙し。


そんな中、つい忘れがちな入学前の通学路の交通安全確認。

今までは家族と一緒に行動をすることが多かった子供もこれからはお友達と一緒に、または一人で学校から帰ってくることも多くなります。

そして悲しいことに毎年、交通事故に遭う小学1年生も少なくないそう。

とくに登下校や近所で自転車に乗っているときなど、自宅そばでの事故が多いとか。

そんな事態にならないよう、ここはひとつしっかりと交通安全指導をお子様にしておきましょう。

また、小学校で新しいお友達ができると自然と行動範囲も広がり、自転車で子供が出かけることも多くなります。

ですから、安全な交通のために自転車のマナーに関しても親子でもう一度確認しておくと安心です。

そこで、親子で確認する通学路の交通安全指導と自転車のマナーに関してまとめてみました。

交通安全指導!通学路の危険ポイントをチェック

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まずは親子一緒に通学路を歩いてみましょう。

それも朝、子供が実際に学校に行く時間と帰る時間。

また、晴れの日と雨の日など条件を変えて何度か一緒に歩くことが大切です。

さらに小学校入学を機に新たに習い事をしたり塾に通う予定がある場合は、それらの場所までの交通安全確認もしっかりと親子そろって行っておきましょう。


他にも子供たちが遊びに行きそうな児童館や公園までの道も一緒に歩くことも大切。

これらの場所を春休みの間に親子一緒に何度も歩いておくと良いでしょう。

その途中で、確認・指導しておきたい交通マナーとして、


● 道は右端を歩くこと。

● 信号がなくても道路を渡るときには一旦止まり、左右の安全確認をすること。

● ふざけて歩いたり、横に広がったり、走ったりなど悪い歩き方もしないように注意しておくこと。
 なぜそれらの行為が危ないのかを教えておくと◎。


これらを歩きながら話したり、実際に行動したりして親子一緒に交通の安全確認をしておきましょう。

交通安全指導!信号や道路の渡り方をマスター

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親子で一緒に歩きながら、信号や道路の渡り方もしっかりと確認しましょう。

まず信号ですが、通学路に信号がないからといって安心してはいけません。

前述したようにお友達のおうちに行くまでや、公園や塾に行くまでに信号を渡ることもあるはず。

そして信号といっても、押しボタン式や、歩車分離式信号など、色々な信号機があります。

それらを実際に渡ってみましょう。そして信号機の色に関しても、親子で確認して一緒に練習を。

信号機の色の意味

● 赤…必ず止まる。青まで待つ時の場所も車にあたらない位置にいるようにすることを教えておくこと。

● 黄…渡る前の場合は安全のために必ず止まること。ただし、渡っている途中に黄色になった場合は渡りきるようにすること。
 また、黄色がない歩行者用の信号機は青の点滅が黄色の役割をすることを指導してあげることも大切です。

● 青…左右の安全確認をしてから渡る。
 青でも道路が交わっている箇所では車が曲がって来ることもあるので注意することを教えておきましょう。
 渡る時に車のすぐ後ろや前は渡らないように、安全で見通しの良い場所を渡るよう教えることも大切。

要確認!「子ども110番」の施設とマーク

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地域の自治体やPTAなどが中心となって行っている「子ども110番」は、子どもたちが危険な目にあったり、困ったことがあったときに安心して頼ることができる場所です。

企業であったり、個人宅であったり、コンビニエンスストアやガソリンスタンド、都内ではタクシーも最近では活動に参加されているそうです。

これらの協力店や協力者は、助けを求めて来た子供を保護し、警察などに通報したり学校やおうちに連絡したり、場合によっては119番通報もしてくれます。

すべてボランティア活動によって行われており、それぞれの地域や団体により名称やステッカーなどのデザインが異なるので、自分たちの住んでいる地域の「子ども110番」施設の場所とステッカーのマークを親子一緒に確認しておき、怖いことや不安なことが起こった場合、この場所に駆け込むことを教えおくと安心です。

交通安全指導!自転車のマナーや乗り方

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さて、今度は自転車です。小学校入学を機に自転車を買ってもらう子供も多いとか。

そこで親子一緒に自転車のマナーに関しても学んでおきましょう。

まず自転車は車の仲間だということをしっかり教えておくこと。

歩く時とは逆側の左側を走らなくてはなりません。

なぜ左側を走らなくてはいけないのかというと、もし自転車で右側を走っていた場合、きちんとルールを守って左側を走っている自転車と正面衝突してしまう可能性が高いからです。

そのことをきちんと教えておきましょう。


また、本来自転車は歩道を走ってはいけないのですが「歩道通行許可」の標識がある場合や、13歳未満の子供、70歳以上の高齢者などは歩道を自転車で走行できます。

しかし、歩道は歩行者が優先です。

いくら13歳未満の子供でも、自転車を飛ばして歩行者の妨げになるような走り方をしないように教えておきましょう。

他にも、


● 交差点を渡るときは、横断歩道ではなく自転車横断帯を渡るようにする。
 自転車横断帯がない場合は自転車から降りて押して渡ること。

● 交差点では必ず一時停止をして左右の安全を確認する。


これらも教えておくと安心です。

とくに交差点の渡り方は何度も一緒に行い、実際にママも自転車から降りて押して歩くところを見せることも大切です。

自転車でやってはいけないこと

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自転車でやってはいけないマナーとルールを子供の頃から覚えておくことはとても大切。

親子で一緒に確認しておきましょう。


● 携帯電話を使用しながら乗るのはダメ!
 大音量でのヘッドホンの使用も同じく禁止されています。

● 横に並んで走るのはダメ!
 これは普段からママも気をつけるようにしておきましょう。

● 無灯火で自転車に乗るのはダメ!
 昼間もトンネルなど暗い場所ではライトをつけるようにすること。

● 二人乗りはダメ!

● 片手運転はダメ!
 とくに雨の日にパパやママが片手でカサをさして乗らないように子供のお手本となるようにしましょう。

自転車のマナーで保護者が気をつけたいこと

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平成20年6月1日に道路交通法が改正され、13歳未満の幼児および児童に対する、自転車に乗せる場合や自転車に子供が乗る場合にヘルメットの着用努力義務が施行されました(道路交通法 第63条の10)。

これは子供が保護者の自転車に同乗していたり、自ら自転車に乗車していたりした際の転倒や事故で亡くなった場合、その原因の6割が頭部へのダメージだからです。

そのため、保護者は子供が自転車を運転する際には、安全のためにヘルメットを着用するように努めることが大切です。

大切な子供の命をしっかりと守ってあげるためにも、これらのルールやマナーをもう一度親子揃って確認しておくとお互いに安心して入学の日を迎えることができますね。

yuka
この記事の先輩ママ:
ゆか
ゆか
プロフィール:
東京在住でお出かけ大好き♪ イラスト、ライターのお仕事をしながら、ママたちに役立つ情報を集めています。ママたちの毎日が今よりもっと充実するためのお手伝いができれば嬉しいです!
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